人間が音楽を聴くようになったのはいつから?

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音を感じる・伝える人間の特性

共同生活を行うための音楽

人は一人では生きていくことは困難です。
昔の人々は狩や農業を行うことで生活をしてきましたが、そこにはやはり集団での行動がありました。集団をまとめるための掛け声や合図として、大きな声や楽器が必要とされ、次第に音楽として発展していったのです。
「わっしょい!わっしょい!」といったお神輿を担ぐ時の掛け声も、リズミカルで力強く、無言で行うよりも迫力がありますよね。
笛の音を聞くとつい注目してしまうといったのも、その効果かもしれません。

また、人間が子孫を残していくための求愛行動として音楽が用いられたという説もあります。鳥の求愛行動の一つにさえずりがあるように、人間も美しい歌声や音楽を用いたのです。
婚礼の儀式などでも、その喜びや祝福を示すために民族音楽が使われてきました。

宗教や魔術との関わり

大昔から存在する宗教や魔術も、音楽と深い関係がありました。
神や祖先の存在、それを崇めるため、人々を一つにまとめていく過程で心に響く音楽が必要とされました。儀式やお祭りを行うために楽器や歌が作られたり、踊るための伴奏として曲が作られたのです。
研究や実験がなされるよりも前から、当時の人々は音楽が人間にもたらす特性を体感し、取り入れてきたと思うとすごいことです。

その後科学が発展し、音楽における周波数の違いが研究されるようになりました。それを利用して、権力者が人をマインドコントロールするために音楽が利用されたという説もあります。

そこまで強力な狙いはないにしても、現代においてもグループで一つのダンスを踊るには曲が必要ですし、学校の校歌やイベントのテーマソングも、多くの人々を一つにまとめる役割を果たしていると言えます。


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